2015年度課題研究P4
「原子核とハドロンの物理」

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15.05.31 「コーヒーあります」

実験ゼミは毎回宿題が出ます。宿題担当の人は、先生の指示したようにDAQが動くよう、
回路を組んだりコーディングしたりします。
全く思ったとおりに動かないのでこうして現実逃避をしているわけです。
「思ったとおりには動かないが、書いたとおりに動く」とはこのこと。

写真は「コーヒーあります」の紙を貼ってみた図。某研究室の秘書室の真似です。
coffee
誰かがいる時はお淹れしますが、豆が切れていた時はご容赦ください。

(A)

15.05.15 ローレンツ祭

物理学教室のローレンツ祭でした。今のスーパーバイザーのお二方にお会いするきっかけが
数年前のローレンツ祭だったので、個人的には思い入れのあるイベントです。
皆さん思い思いに研究室見学したようです。

私はもちろん原ハドのポスター発表にも行きました。
(原子核のはなしはP4で聞けそうなので,クォーク自由度を気にする人たちのはなしを聞いていました。)
元A6のアイドル

オープンラボのあとにK大先生の講義があったようですが、私は疲れてP4部屋で寝ていました。
真面目に聞きに行ったひともいるようです。すばらしい。
最後の研究交歓会も楽しかったです。半分くらい真面目な話をしていました。
某ゼミのTAになれるよう、院試勉強頑張ろうと思いました。

ちなみに
某マスターTAが、院試に不安を抱く我々に贈ってくださったありがたいお言葉:
「自分を信じないとやっていけないでしょ?」 (A)

15.05.11 DAQ実習その2

見つめあーうとーすなーおにーおしゃーべりー(対話)できーなーいー
150511-1

今回の実習では、パルサー信号ではなく、プラスチックシンチレータで光った信号を使いました。
このような1 mのめちゃくちゃ長いシンチレータです。両端にある2つの光電子増倍管を回路に入れて、
前回と同様にアナログ信号を取りました。
150511-2

このスペクトルはなんでしょう!
150511-3

シンチレータが光った場所に依って光量や信号の到達時刻が左右で変わります。なので2つの光電子増倍管
両方の信号を見ることで、シンチレータのどの場所に放射線が当たったのかを調べることが出来ます。
左右の光量の相関、また信号が到達した時間差を見る準備をするのが今回の目標でしたが、
時間差を測るモジュールの調子が悪く、まともなデータを取るのにこれまた一苦労しました。とほほ (A)

15.05.02 RCNP一般公開

大阪大学の学園祭の企画のひとつである、RCNPの一般公開に行ってみました。P4実験で使う予定の施設です。
RCNPの知人に存在を教えてもらったのですが、他のメンバーも誘えばよかったですね。

150502-1
リングサイクロトロンを上から見たり

150502-2
中性子実験室の長いトンネル(全長100 m)で走りたくなる衝動を押さえながら見学したり
(ちなみに黒いものは中性子がそこを通った時間を記録するための検出器ですが
今回は約50 mのところに設置されているらしいです)

150502-3
西実験室のGrand Raidenスペクトロメータ!を見たりしました。
RCNPの院生の内輪話も面白かったです。ここでの実験が楽しみです。 (A)

15.05.01 DAQ実習その1

本日はLEOを使ってCAMACゼミを実施したあと、実際にDAQ(Data AcQuisition)システムの回路を組んでみました。
(回路図は後ほど掲載します)(5/18追記:回路図の代わりに写真を載せておきます)
150501-3

また、パルサーからの信号を試しに取って解析しました。
Debianのterminalから様々な作業をするという、普段は(おそらく?)あまり行わないことをしました。
150501-1
今回は、予め作ってもらった実行ファイルをブラックボックスのように用いて解析しましたが、
果たして我々は前期実験までにこのファイルたちの意味を理解できるのでしょうか……

解析したデータはPAW(Physics Analysis WorkStation, CERNで開発されていたライブラリです)を用いて
ヒストグラムに詰め込んでみました。
150501-2
と、文章で見ると簡単なことに思えますが、実際にはデータの転送がうまく行かずに回路がdownしてしまうことが
多々あり、安定なシステムを作るのは大変であることを実感しました。
大人たちがプログラムを直している間、私はUNIXの本を慌てて読んでいましたとさ。 (A)

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